夢泥棒には気をつけよう。

何か夢を持って行動すると、必ず「夢泥棒」が現れる。

たとえば、夢泥棒の口癖はこうだ。

「それって危険なんじゃないの?」

「もっと現実を見なさい。」

「変わったよね。」

「冷たくなったね。」

と。

なんとかして、あなたの夢の邪魔をしようとする。無意識が。

そして、大好きな人であればあるほど、この言葉はつらく悲しい。一言一言が重くのしかかる。

「なんでわかってくれないんだ!」

と叫びたくなることもあるだろう。

けど、仕方ない。

 

なぜ、彼らはあなたの夢の邪魔をしようとするのか?

理由は、脳の「現状維持メカニズム」が働くからだ。

人間は、生命を維持するために現状維持メカニズムを発達させてきた。

現状維持メカニズムとは、言葉通り、なんとか現状を維持するための機能。

たとえば、「習慣」とも言えるだろう。

人間の習慣化する能力は、あらゆる場面で重宝されてきた。

たとえば、稲作。

最初は稲の植え方を覚えるのは大変かもしれない。

しかし、慣れてくると、頭を使わなくてもできるようになる。

効率も良くなり、収穫量も増えるだろう。

狩りや漁業だって同じだ。

最初はどこに獲物がいるのか検討もつかない。

だが、慣れてくると獲物の居場所も考えなくてもわかるようになり、取り方もどんどん習慣化されてうまくなってくる。

これが現状維持メカニズムのメリットだ。

わたしたち人類は、この現状維持メカニズムのおかげで、生きながらえることができてきた。

 

しかし、この現状維持メカニズムはデメリットもある。

それは、変わろうとすると、なんとかして現状を維持しようとするデメリットだ。

たとえば、ダイエットをしようとすると、最初は運動してもしてもなかなか体重は落ちない。

それは、現状維持のメカニズムが働いているからだ。

脳が生命の危機を感じ、「いきなり」変わろうとすることを抑えようとする。

いきなり変わるのは生命の危機なのだ。

先ほどの稲作や狩りが成立しなくなってしまう。

 

たとえば、あなたの周りで誰か新しい夢を見つけて行動したとする。

すると、先ほどの稲作の例でいえば、みんなががんばって田植えをしているのに、いきなり「や〜めた!おれイノシシ狩ってくるわ!」とか言い出したら、稲作が成り立たない!

だから、必死になって止めようとする。

「ちょっと待ってよ。現実見てよ。山でイノシシ狩りって危なくない?まずは稲作しようよ。」と。

こうやってなんとか現状を維持しようとするのだ。

 

リーダー思考を持っている人が「稲作だけじゃダメだ。これを能率化するためにあらゆる機械を作る必要がある」と考えたとする。未来の夢ができた瞬間だ。

すると、今まで気づかなかったものが見えるようになってくる。

たとえば、アリはどうやって食物を運ぶのか?どこに保存しているのか?馬や牛ってパワーあるよな。なんとかして稲作に活用できないかな?待てよ。米以外にもなんか作れるんじゃないか?とか。

で、それを周囲に話すと、

「現実を見なさい!」

「君、変わったよね」

「なんか最近、わたしのこと見てくれてないわよね。あなた冷たくなったわ。」

などと言われる。

 

これが、夢泥棒の仕組みだ。

さらにやっかいなのは、忠告してくれる人に悪気がないことだ。

脳の仕組み上しかたがないのだ。

 

でも、わたしたちが夢に向かって走る上で、こうも考えてほしい。

夢泥棒が現れたということは、確実に違う次元に進み始めている証拠であるということを。

何か今までと違う価値を生み出そうとしたら、必ず反対される。足を引っ張られる。

それは、過去にない価値観だからだ。

だからこそ、価値があるのだ。

太陽が回ってると信じられていた時に「地球は回ってる」と言ったら異端扱いされる。

そりゃそうだ。今までにない価値観を提供するわけだから。

 

たとえば、今でこそ当り前に普及したヤマト運輸の宅急便。

社長だった故・小倉昌男氏は、宅急便を開発した時は、社内全員に反対されたそうだ。

当時は、民間は法人向けの荷物を取り扱うのが主流。

そこに「個人の荷物を取り扱ったらどうか?」という非常識な価値提供を考え始めた。

社内に先ほどの現状維持メカニズムが働く。

「社長、危険じゃないですか?」

「社長、変わりましたな。」

「社長、我々を見捨てるつもりですか?」

などの夢泥棒発言があったのではないかと推測される。

 

このように、あなたが何か新しい夢に向かって走り出すと、必ず、夢泥棒は現れる。

わたくしも起業当初は、親友から反対された。バカにもされた。

けど、違う未来が見えてるのだから仕方がない。

なので、あなたもぜひ、夢に向かって走り出し、夢泥棒が現れたとしても、決して夢を諦めないでほしい。

傷つく言葉を投げかけられるかもしれない。時にはネット上で批判されるかもしれない。すごく不安を感じるかもしれない。

けど、決して夢を諦めないでほしい。

もし、夢泥棒が現れたら感謝だ。

夢泥棒が現れるということは、新しい価値を生み出そうとしている証明でもあるからだ。

夢泥棒がたくさん現れるぐらいの夢でちょうどいい。

ということで、応援しています。

 

作野裕樹(さくのひろき)

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