起業に計画は必要か?

よく起業を考える人で綿密な計画を立てようとする人がいる。

プレゼン資料をしっかり作り込む人など。

勤めている会社でそういう癖がついているのか、学校教育などで身についたのかはわからない。

しかし、独立起業をする際に綿密な計画を立てる必要は必ずしも重要ではない。

こういうと、

「起業は大変なリスクが伴いますよね?

では、しっかりとした計画を立てた方がいいのではありませんか?」

と言う人がいる。

ところが、計画を立てることにはいくつかの弊害があることを知っておこう。

問題1 計画通りに行かない

計画をしっかり立てることの問題の1つ目は、大体が計画通りに行かない事である。

残念ながら、計画を立てた時というのは、起業家としてレベルが低い状態にある。

その場合、おおよそ甘い見積もりをしてしまうのが人間の性だ。

たとえば、その一つが広告宣伝費だろう。

多くの独立起業準備中の人が、顧客獲得単価を甘く見すぎる。

広告を出せば反応があると勘違いしている。

もしくは、広告等出さなくてもお客さんはやってくるものだと勘違いしている。

しかし、たいていこの甘い予測は外れる。

しかも、広告の出し方、文章の書き方を知らない人が宣伝広告をしてもまずうまくいかない。

だから、計画を立ててもほとんどが思い通りにいかず、無意味に終わる。

問題2 やってみないとわからない

先ほどの広告の例にもつながるが、結局のところ、起業は「やってみないとわからない」というのが本音である。

たとえば、広告を出したらどのくらい反応があるのか?

こんなものは全く予測ができない。

わかることは、「予測ができない」ということだけ。

予測ができないからこそ、少額からテストをしていく事が大事なのである。

営業もやってみないと、お客さんの反応は全く分からない。

新製品も実際に売り出してみないと、お客さんの本音は分からないのである。

だから、そもそも計画なんて立てようがない。

問題3 疲れる

問題の3つ目は、計画を立てることに疲れてしまうことだ。

計画を作るには大変な労力がかかる。

エクセルやパワーポイントなどで資料を作り出したら止まらなくなってしまう。

「計画のための計画」にさえなりかねない。

それだったら、余りあるエネルギーを「行動」に利用した方がよほどいいだろう。

 

独立起業時に重要なことは。

独立起業する際にまず大事なことは、「現在地」を早く知ることだ。

綿密な計画を立てることでは決してない。

たとえば、ダイエットの場合、まずは体重計に早く乗り、鏡を見て現在地を把握することが最も大事だろう。

受験勉強だってそうだ。

いきなりテキストを読むのではなく、まずは「過去問」を解いて自分の「現在地」を知る事が大事だ。

自分には何が足りないのか?

お客さんは何を考えているのか?(受験なら試験官だろう)

などを行動によって把握すること。

早い話が「はやく痛い目を見ろ」ということだ。

ドラクエだったら早いとこ冒険に出てモンスターと戦うこと。

そうすれば、必要なものは何か?が見えてくる。

 

それと、重要なことの2つ目は、「柔軟性」である。

行動し、結果を素直に受け入れ、すぐさま変化修正できる柔軟性こそが重要なのである。

ガチガチの計画を時間をかけて立ててしまっては、どうしても計画通りに行おうという意識が働き、柔軟性が損なわれてしまうから注意が必要だ。

 

計画を立てる事のメリット

しかし、計画を立てることにも全くメリットがないわけではない。

メリットの1つに、外部を納得させやすいことがある。

たとえば、家族、起業仲間、銀行、投資家など。

ただの妄想を語るよりは事業計画書などがあった方が説得はしやすいかもしれない。

ところが、一人、もしくは、少数で起業する際、それに資金調達を必要としない場合は、計画書の意味はほとんどないだろう。

巷の書店で売られている起業ノウハウ本の中には、投資家からの資金調達をメインとしたテーマのものもある。

一人ベースで起業する人がこの手の本を読んでしまうと、「やはり計画が必要なのか」と尻込みしてしまう場合もあるから注意が必要だ。

 

メリットの2つ目は、高齢になれば、それなりに失敗は許されなくなるので計画書は役立つかもしれないということ。

といっても、やはり、このネット社会では、ほとんど資金を必要とせず事業を立ち上げることが可能なので、まずは、行動し、世間のニーズを把握し、自分の足りない点に早く気づいた方がいいように思う。

 

ただし「イデア」は必要。

計画は必要はないが、「イデア(理想)」の設定は必要。

たとえば、10年後はどうしていたいか?

どんなライフスタイルを送りたいのか?

など、将来の理想状態は思い浮かべておいた方がいいだろう。

殴り書き程度のメモでも十分。

人から非難されるぐらいの妄想でもいい。それを見てニヤついてもいいだろう。

古代の哲学者でソクラテスの弟子であるプラトンは、「イデアありき」と言った。

イデアとは「理想」である。

理想があるからこそ、人はそこに向かって動き出すことができる。

だから、計画は重要ではないが、「イデア」を掲げることは必須だろう。

 

ということで、起業に計画は必要か?というと、必ずしもそうではない。

むしろ、計画は立てない方がメリットがあるかのように思う。

独立起業する際に重要なのは、行動することで「現在地」を知ること。

それと結果に対し「柔軟」に対応できることである。

独立起業を志す方の参考になれば幸い。

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