コラム

なぜ資格に走ってはいけないのか?

こんにちは。作野裕樹です。

独立起業するために「資格を取ろう」と思ったことはありませんか?

結論から申し上げますと、起業して、お金を儲けたいのであれば、資格取得に走ることはお勧めしません。

なぜでしょうか?

理由は3つあります。

まず、資格をお勧めしない1つ目の理由は「お金がかかる」ことです。

簡単に取れてしまう価値ない資格は別として、価値の高い資格を取るためにはお金がかかります。

例えば、「食える」資格の代表格として、医者、弁護士、公認会計士などが挙げられます。

どれも取得するためには学校に行くなどの費用がかかります。

お金が莫大にある人なら、それも一つの手かもしれません。

が、往往にして、起業したい人のほとんどはお金がなくて、お金を儲けたいから起業するのだと思います。

にも関わらず、なけなしのお金を資格取得につぎ込むのは得策ではありません。

資格取得につぎ込むのではなく、他の「投資」の方を検討した方が得策です。

資格取得よりもリターンの高いお金の使い方は必ずあります。

 

資格取得をお勧めしない理由の2つ目は「時間がかかる」ことです。

資格取得はお金もかかりますが、時間もかかります。

簡単に誰でも取れる資格なら時間はかかりませんが、価値のある資格を取ろうと思ったらどうしても時間がかかります。

例えば、医者になるためにはまず学校に入るために受験勉強が必要になります。学校に入ったら6年間通わなければなりません。学校を卒業しても2年間、研修医を経験せねばなりません。

もちろん、この制度が悪いのではなく、そうしてもらわないと、患者側としては不安なわけで、ぜひともなくてはならない制度だと思っています。

また、医者という職業を否定するものではなく、医者という仕事は人命を救うとても尊い仕事だと私は強く思っています。

医者以外の資格も同様です。弁護士なども大切な仕事であることは間違いありません。

 

ただし、起業してお金儲けしようと考えた場合に、資格の選択肢は効率的か?というとまた別の側面が必要になってきます。

起業してお金を儲けたい人は、できるかぎり早くお金持ちになりたいと考えているはずです。

例えば、「30年後にお金持ちになりますよ」と言われても、あまり魅力に感じないと思います。

できるだけ短期間のうちにお金持ちになりたいのであれば、資格取得に時間を割くのではなく、起業して他のことに時間を割くことが重要です。

他のこととは、「経営」に関わることです。その方が、短期間でお金を儲けられます。

 

 

資格取得をお勧めしない理由の3つ目は「過当競争に巻き込まれる」ことです。

往往にしてよくあるのは「資格を取ったらパラダイスが待っている」と錯覚することです。

「資格さえ頑張って取れば、あとは楽になれる・・・」という幻想を抱いているのです。

ところが、現実は異なります。

資格を取ってからが「地獄の始まり」なのです。

なぜか?

資格を取った時点から、過当競争が始まるからです。

その資格というのは、他にも多くの人が保有している可能性があります。

例えば、医者と歯医者の増減推移を見てみましょう(厚生労働省2016年)。

厚生労働省2016年データ
https://www.mhlw.go.jp/toukei/
saikin/hw/ishi/16/dl/kekka.pdf

この統計データによると、医者は毎年増えており、2016年時には319,480人います。

歯科医師も年々増加し、2016年時は104,533人になりました。

つまり、これらの数が事業でいえば「競合」「ライバル」になるわけです。

資格を取得したら楽になるというのは幻想だということがわかります。

他の資格の代表格である弁護士や公認会計士なども同様の論理です。

 

ビジネスで儲けるにはどうしたらいいか?というと、わかりやすく言えば「独占状態」を作ることです。

なぜ、この世に独占禁止法があるかをご存知でしょうか?

一つの企業が市場を独占してしまうと、競争がなくなり、企業側が価格を自由にコントロールできてしまうからです。

MicrosoftやGoogleがなぜ、あれほど儲かるか?というと、ほぼ独占状態に近い状態を築くことができているからです。完全に独占してしまうと独占禁止法に抵触してしまうので、ギリギリのところを狙っています。

しかしながら、私たちもお金儲けをしっかりしたいのであれば、MicrosoftやGoogleを見習って「独占」に近い状態を狙っていく必要があります。そうしないと本当の意味での「パラダイス」ではないのです。

話を戻して、世に流通している「資格」はどうか?というと、そのほとんどが独占的な存在ではありません。

(資格と言っていいかはわかりませんが、まれに「宗教法人」のようなものも存在します。これは取得が難しいため、現在高値で取引されています。)

もし、取ろうとしている資格が、独占的なものでないなら、他の資格取得者と競争でねばならず、お金は簡単に儲けられるとは思わない方が賢明です。

 

以上の理由から、起業してお金を儲けたいのであれば、資格取得に走ることはお勧めしていません。もちろん、崇高な目的があって、どうしても取りたいのなら別です。お金を儲けることだけが人生ではありません。

ただ、お金儲けするために資格取得はあまりにも効率が悪いということです。

どうしても、資格取得でお金を儲けたいのであれば、資格を取るのではなく、「資格を作る側」になることです。

資格を取りたい人の気持ちを逆手に取るのです。

例えば、2009年に儲けた資金の私的利用で話題になった漢字検定協会などは、とても上手に儲けています。

公式サイトのデータによると、ピーク時から受験者数は減っているものの未だに200万人います。

検定料は8〜10級の1,500円からはじまり、1級の5,000円まであります。

仮に平均をとって3,250円とし、受験者数の200万人をかけてみると、なんと年商で65億円になります。しかも、ほとんど経費はかかっていないでしょうから、高い営業率であることは予測できます。ちなみにこれは教科書代の儲けは抜いた額です。

おそるべし儲けです。

もし、どうしても、資格で儲けたいのなら、こうして「資格を作る側」に回ることをお勧めします。

 

ということで、起業してお金を儲けたいのであれば、「資格取得」に走ることはお勧めしていません。非常に効率が悪いからです。

もちろん、何度も言いますが、これは資格制度そのものを否定しているのではありません。崇高な資格も多々あり、それを取得し、多くの人の役に立っていること自体は尊敬しています。

 

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